「生活保護」の状態から、奨学金や借金でハーバード大学に進学したパトリック・ハーラン(パックン)。投資経験25年以上のパックンにより「投資法」は超シンプル! 「投資の基本セオリー」と「価値」に投資するという考え方をベースにするパックン式のメソッドを、最新刊『パックン式 お金の育て方』から一部を抜粋・再編して大公開します。
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■「長期投資」という超基本のセオリー
僕が何度だって繰り返し伝えておきたいポイントは、「投資とギャンブルは全然違う」ということです。
その記事を読めていない方のために一応振り返っておきますね。
投資で押さえておいて欲しいポイントは、「投資はWin-Loseではない」「投資で価値のあるものを買う」という2つがありました。
ただこの話を聞いて、「投資は絶対に損をしない」と思ったら、それは勘違いです。
このように勘違いしたまま、価値のないものに投資をしたり、マーケット変動を読み間違ったり、売り買いのタイミングでミスったりすると、やっぱり損をしてしまう可能性はあります。
中には、投資のような見た目をしているけれども、実は「ギャンブル」だったというケースもあるからね。
僕の25年以上投資生活も、順風満帆なときだけではありませんでした。
ときには、手痛い失敗をしたこともありました。
だから、みんなにはお金で失敗しないための「理論」はもちろんお伝えしますが、同時に痛みを通して得た「僕の経験」も参考にしてもらえたら、ありがたいなと思います。
投資をするとき、商品を選ぶときにはちょっと慎重になった方がいいかもしれません。
でも、投資の方法で、出来る限り損を避ける方法もあります。
それが、「長期投資」というセオリーです。
長期投資とは、「長く投資を続けよう」ということ。そのまんまですね。
1年より10年、10年より20年といったように、投資は、可能な限り長く続けることが大切です。
そのことの証拠となるのが、過去の株価の動きです。
では、そのことを次のぺージで証明しましょう。