関東地方は、日曜は春らしい陽気ですが、月曜の雨の後は冬の寒さに逆戻り。火曜は晴れても北風が冷たく、ダウンコートが必要になるでしょう。

都心のポイント予報
都心のポイント予報

日曜はお花見の頃の陽気

関東地方はこの先も気温のアップダウンがありそうです。5日(日)は、昼過ぎにかけて日差しが降り注ぎます。日中は南風が吹いて、気温が上がるでしょう。関東にあるアメダスの約6割の地点で、最高気温が15度を超える見込みです。都心は16度の予想で、桜が満開になる頃の陽気でしょう。日差しの下では、冬物のコートが邪魔になるくらいです。5日は二十四節気の「啓蟄」で、冬ごもりしていた虫たちが目を覚ます頃。今年は暦通りに暖かさに誘われ、生き物が活動をはじめ、植物も芽吹きそうです。

月曜は寒さを呼ぶ雨

ただ、ポカポカ陽気は長続きしません。6日(月)は季節を巻き戻す雨となるでしょう。関東の南岸を低気圧が東進し、関東南部を中心に日中から夜にかけて雨の降る所が多い見込みです。いわゆる「南岸低気圧」ですが、気温が高めなので、平野部では雪になることはない見込みです。最高気温は12度から13度くらいで、日差しがないとヒンヤリ感じられそうです。

火曜は冬の寒さ

この雨の後、7日(火)になると、関東地方に真冬並みの冷たい空気が流れ込んできます。気圧配置は西高東低の「冬型」で、各地とも晴れますが、日差しがあっても気温はあまり上がりません。最高気温は10度に届くかどうかという所が多く、冬の寒さに逆戻り。都心は10度の予想で、2月上旬並みです。冷たい北西の風が吹くため、さらに寒く感じられ、日中もダウンコートが必要になるくらいでしょう。午後はにわか雨の可能性もあり、予想ほど気温が上がらないことも考えられます。暖かさを感じた後だけに、体にこたえる寒さとなりそうです。
8日(水)以降は平年並みの気温に戻りますが、15度には届かず、春の装いを楽しむには、少し寒いかもしれません。年度末で何かと慌ただしい時期ですので、体を冷やして体調を崩さないよう、ご注意ください。