なぜ、いきなりこんな話をしたかというと、人の悩みの多くは、人間関係にあるからです。

 人はひとりでは生きていけません。これは、見方を変えれば、「周りにいる人や他人が、あなたの人生を左右している」ということ。

 家族や恋人はもちろん、友人や仕事で関わる取引先、上司・部下の存在も少なからずあなたの人生に影響を与えます。

 だから、もっと相手を知り、自分を知り、相手の望みを満たし、自分の望みも満たす方法を知る必要がある。そこで占いを、「人間を知るツールとして、もっと活用してほしい」と僕は思うのです。

■他人を変えることはできない。見方は変えられる

 まずは自分の命数について調べて、「自分には、こんな才能や個性があるのか」とわかったら、次は身近な人の命数についても調べてみてください。

「なるほど、こういうタイプなんだ」「こういう性格のベースをもっているのか」などと、相手になったつもりで、その人の命数についてわかっていくと、不思議と他人を認められるようになってきます。

 相手の態度にイラッとしたら、その人の命数を調べて、「だから、ああいう態度をとるのか」と理解できれば、相手の行動や発言が腑に落ち、少しだけ許せるようにもなるでしょう 。

 相手を占うことで、「イルカ座だから、自分中心で目立つのが好きなところがあるのか」「現実的なことばかり言うのは、カメレオン座だからか」と思えたり、「銀の鳳凰座は今月『準備の月』だからうっかりミスが多いのかな」「金の時計座は今月『健康管理の月』で疲れているから優しく接しよう」などと思えるようにもなるでしょう。「そういう要素をもっているなら、しかたないか……」と。

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占いを使って相手を知り、相手の欲望を理解