迷うときはとにかく、僕の記事「パックンが疑問に感じている『日本人の奇妙なお金の使い方』 “老後計算機”でわかる無駄な出費」でも紹介した、“老後計算機”を使ってみましょう。
1年間で毎月5000円の節約をすれば、50年後その差額は(5000×32=)192万円(!)になることを思い出してください。
■節約は「固定費の頻度」で調整出来る!
あと、固定費がかかる「頻度」を下げることも考えてください。
たとえば、ネイルサロンや美容室に行く間隔を空けてみましょう。
散髪の頻度を、毎月ではなくて6週間おきに切ることにしたとしましょう。すると、3カ月で1回分のカット代が浮きますよ。つまり1年間で4回分も浮かせられます。
そもそも1000円カットに通って節約している人でも、頻度を減らせば、さらにカット代を節約できる。
「1000円カットだったら、たった4000円でしょ?」と思った、そこのあなた!
たかが4000円と侮るなかれ。
この4000円だって、50年後のことを考えれば、毎年(4000円×32=)13万円近くの収入になるかもしれません。
もし超カリスマ美容師にカットをお願いしたいなら、お金を育てて、70 代になってからにしよう!
ただし髪が残っていればの話だけどね……。
(構成/増田侑真)
パックン
本名:パトリック・ハーラン。芸人・東京工業大学非常勤講師。
1970年11月14日生まれ。アメリカ・コロラド州出身。93年ハーバード大学比較宗教学部卒業。同年来日。97年、吉田眞とお笑いコンビ「パックンマックン」を結成。NHK「英語でしゃべらナイト」「爆笑オンエアバトル」をはじめ、多くのテレビ番組に出演し、注目を集める。「AbemaPrime」「報道1930」でコメンテーターを務めるなど、報道番組にも多数出演。2012年10月より池上彰氏の推薦で東京工業大学の非常勤講師に就任。コミュニケーションと国際関係についての講義も行っている。二児のパパ。
25年以上の投資歴があり、金融教育の講師として全国各地で講演会も行っている。
最新刊の『お金の育て方』では、「生活保護」状態から「お金持ち」になるまでに身につけた、誰にでもマネできる、お金との付き合い方を詰め込んだ。