【タイプ4】肌の乾燥(ドライスキン)

<気になる症状>
皮膚の乾燥(カサカサ感)、皮膚のかゆみ、化粧ノリが悪い、舌の乾燥
※日焼け、エアコン、慢性疾患、乾皮症、アトピー性皮膚炎などが原因になることも

<改善ポイント>
 肌の状態は「肺」と深く関係しています。ところが、肺は乾燥に弱いため、空気が乾燥する時期は肺の働きが低下しやすく、乾燥肌やかゆみなどを起こしやすくなるのです。潤い肌を保つためにも、体内の潤いをしっかり養い、肺の働きを健やかに保つよう心がけましょう。

<摂り入れたい食材>
●肺の潤いを養い、皮膚の潤いを守る
鶏の手羽先、玄米、豚足、はちみつ、オリーブオイル、鶏スープ など

肺の潤いを養い、皮膚の潤いを守る食材「はちみつ」 イラスト:ねもとしょうが / PIXTA(ピクスタ)
肺の潤いを養い、皮膚の潤いを守る食材「はちみつ」 イラスト:ねもとしょうが / PIXTA(ピクスタ)

【タイプ5】腸の乾燥(便秘)

<気になる症状>
便秘気味、排便時間が長い、便がコロコロしている、舌の乾燥
※慢性疾患による潤いの消耗、痔、加齢などが原因になることも

<改善ポイント>
 体内の潤いが不足して「腸」が乾燥すると、便も乾いて固くなり、便秘を起こしやすくなります。また、腸と肺は深く関係しているため、肺が乾燥のダメージを受けると、腸の潤いも不足しがちに。秋は特に乾燥の影響を受けやすいので、腸と肺の潤いを十分保つよう心がけましょう。

<摂り入れたい食材>
●腸と肺の潤いを養い、通便を良く
いちじく、キウイフルーツ、バナナ、パパイヤ、りんご、マンゴー、プルーン、白菜 など

腸と肺の潤いを養い、通便を良くする食材「いちじく」 イラスト:Keiko Takamatsu / PIXTA(ピクスタ)
腸と肺の潤いを養い、通便を良くする食材「いちじく」 イラスト:Keiko Takamatsu / PIXTA(ピクスタ)

■ポイント 暮らしの潤い対策

・睡眠は十分に!体内の潤いを守ります。
・水分をたくさん取るよりも潤いの多い食材選びを。
・ローションやクリームを塗って肌の乾燥対策を。
・目の使い過ぎはNG!血を消耗し、ドライアイの原因になります。
・辛いもの、塩分の取り過ぎに注意して。

監修:菅沼 栄先生(中医学講師)

監修:菅沼 栄先生(中医学講師) 1975年、中国北京中医薬大学卒業。同大学附属病院に勤務。1979年、来日。 1980年、神奈川県衛生部勤務。中医学に関する翻訳・通訳を担当。 1982年から、中医学講師として活動。各地の中医薬研究会などで薬局・薬店を対象とした講義を担当し、中医学の普及に務めている。 主な著書に『いかに弁証論治するか』『いかに弁証論治するか・続篇』『漢方方剤ハンドブック』(東洋学術出版)、『東洋医学がやさしく教える食養生』(PHP出版)、『入門・実践 温病学』(源草社)など。
監修:菅沼 栄先生(中医学講師) 1975年、中国北京中医薬大学卒業。同大学附属病院に勤務。1979年、来日。 1980年、神奈川県衛生部勤務。中医学に関する翻訳・通訳を担当。 1982年から、中医学講師として活動。各地の中医薬研究会などで薬局・薬店を対象とした講義を担当し、中医学の普及に務めている。 主な著書に『いかに弁証論治するか』『いかに弁証論治するか・続篇』『漢方方剤ハンドブック』(東洋学術出版)、『東洋医学がやさしく教える食養生』(PHP出版)、『入門・実践 温病学』(源草社)など。

本記事は、イスクラ産業株式会社監修の中医学情報サイト「COCOKARA中医学」より、一部改変して転載しました

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