【タイプ1】口の乾燥(ドライマウス)
<気になる症状>
口や喉の乾燥、味覚障害、口内炎になりやすい、舌が乾く
※糖尿病、シェーグレン症候群、過食、ストレスなどの症状にも注意
<改善ポイント>
唾液の分泌が減り、口の中が乾燥する症状。ストレスや暴飲暴食などで「脾胃(ひい)」(胃腸)に負担がかかると、脾胃の潤いが不足して唾液も少なくなってしまいます。口や喉の乾燥を感じる人は、脾胃の働きを健やかに整え、潤いを養うよう心がけましょう。
<摂り入れたい食材>
●胃腸の潤いを養う
大根、百合根、りんご、豆腐、れんこん など
【タイプ2】鼻の乾燥(ドライノーズ)
<気になる症状>
鼻の乾燥感、鼻の中のかさぶた、鼻血、空咳、かぜを引きやすい、味覚の減退、舌の乾燥
※慢性的な鼻炎、気管支炎、喘息などの症状にも注意
<改善ポイント>
鼻の状態は「肺」と関わりが深く、肺の潤いが不足すると、鼻の粘膜も乾燥しやすくなります。鼻や喉の粘膜が乾いていると、免疫力が落ちてかぜを引きやすくなる心配も。鼻の乾燥感やムズムズ感が気になる人は、肺の潤いをしっかり養うよう心がけましょう。
<摂り入れたい食材>
●肺の潤いを養う
梨、百合根、オレンジ、はちみつ、枇杷の葉、葛、白きくらげ、杏仁 など
【タイプ3】目の乾燥(ドライアイ)
<気になる症状>
目の乾燥・ゴロゴロ感、目薬の使用回数が多い、視力減退、目のかすみ・痛み、舌の色が淡く乾いている
※目の疾患、シェーグレン症候群などの症状にも注意
<改善ポイント>
目は「血(けつ)」が運ぶ栄養や潤いによって健やかに保たれています。そのため、血を十分に養い、血を蓄える「肝(かん)」(肝臓)の働きを整えることがドライアイ対策の基本に。また、目の酷使は血の消耗につながるため、長時間のスマホ使用などにも注意しましょう。
<摂り入れたい食材>
●血を養い目の働きを整える
菊花、クコの実、ほうれん草、桑の実、ブルーベリー、ぶどう、桑の葉、にんじん など