「身体能力を生かした攻撃力は魅力。原辰徳監督はFA宣言時にも直接出馬するほど惚れ込んでいる。1番打者として機能すれば攻撃力アップが期待できる。今季Bクラスの要因は色々言われているが、梶谷不在が一番だったのではないか」(在京球団編成担当)
FA宣言時には、原監督が直々に電話で口説いたことが話題となった。優勝のため1番打者での起用を伝えたと言われる。当時32歳と決して若くはなかったが、DeNAでの年俸7400万(推定)を大きく上回る、4年総額8億円(推定)という破格の契約を結んだ。
「感情を表に出さないので勘違いされやすいが、情に厚く恩を感じるタイプ。原監督の思いを理解しており本人が1番苦しんでいるはず。男気があって自分で決めたら何があっても成し遂げる。来季に賭ける思いは強いでしょう」(DeNA球団関係者)
DeNA時代の2016年クライマックスシリーズでは、死球で左手小指を骨折しながらも試合に出続けるなど、責任感が強い選手。巨人では誰よりも悔しい思いをしているのは間違いない。
「腰と膝は時間をかけたリハビリで回復が見込める。身体能力が高いがゆえに、限界点ギリギリを目指してしまう部分が心配。年齢的にも体力は下り坂になるのでメリハリをつけたプレーも必要。そうすれば選手寿命も伸びるはず」(在京球団編成担当)
「技術的な部分もあるが、投球を逃げないので死球での怪我も多い。また2016年にはキャンプ中に外野フェンスに激突し、侍ジャパンへの参加を辞退したこともあった。巨人でも味方の野手と交錯したこともあった。性格的に真っ直ぐな部分がそうさせているかもしれない」(巨人担当記者)
プレー中は感情を出すことなく淡々としている。しかし本来は「喜怒哀楽が激しい」と本人も認めるタイプ。勝利への思いが誰よりも強いため、時に無鉄砲に映るプレーをしてしまうこともある。
「攻守にスピードだけで勝負するタイプではないので、年齢的には問題ない。また巨人の選手層は厚いので、うまく休みを取りながら出場できるはず。視力低下の兆候も見られない。万全な状態なら大きな戦力になれる」(野球専門誌編集担当)