日本付近に前線を伴った2つの低気圧が西から近づき、あす(27日)にかけて日本列島を通過するでしょう。湿った空気が流れ込んでくるため、各地で雨が降りだす見込みです。

24時間・48時間予想天気図
24時間・48時間予想天気図

外出には傘を

午前7時現在、四国や中国地方はすでに雨が降り始めています。九州も昼前後から雨が降りだし、夜は雨が激しく降る所がありそうです。北陸は早い所は昼過ぎから、近畿や東海は夜になると傘の出番です。関東は雲に覆われ、沿岸部の一部は雨の降る所があるでしょう。東北は午前中は晴れますが、昼前後から雲が多くなり、夜は日本海側を中心に雨や雪が降りだす見込みです。北海道は、すでに北部で雪や雨が降っています。南西部は昼前から、東部も夜は雪か雨が降る見込みです。北海道は湿った雪や雨が降るため着雪注意報が広く発表されています。湿った雪が電線に着くと、重みで電線がたるんだり、電柱が傾くことがあります。停電が発生する恐れもありますので対策をとっておくと良いでしょう。沖縄は日中は晴れますが、東風がやや強い見込みです。

南風の影響で、気温は平年より高め

日中の最高気温は、旭川は2度、札幌は4度、青森8度、仙台10度、金沢13度、長野10度の予想です。北海道と東北、北陸や甲信はきのう(25日)より3度前後高く、11月下旬から12月上旬並みでしょう。一方、関東から九州はきのう(25日)と同じか低くなる所が多いでしょう。東京10度、名古屋と大阪12度、広島11度、高知13度、福岡15度、鹿児島20度の予想です。日差しは弱まりますが、南風の影響を受けるため、平年並みかやや高い所が多いでしょう。夜の冷え込みは和らぐ見込みです。那覇は25度で、きのう(25日)より2度高く、11月中旬並みの予想です。

27日 関東以西の太平洋側は午前中は激しい雨に注意

あす(27日)は、朝には低気圧が三陸沖に進み、前線が東日本や北日本を通過するでしょう。西日本と東日本の太平洋側を中心に大気の状態が不安定になります。日中は次第に冬型の気圧配置に変わる見込みです。
九州から関東は雨のスタートですが、次第に回復に向かうでしょう。ただ、太平洋側に暖かい空気が流れ込むため、大気の状態が不安定になります。午前中は短時間に降る激しい雨や落雷、突風に注意が必要です。激しい雨の降る時間帯ですが、九州は明け方まで、四国は朝まで、近畿や東海は昼前まで、関東は昼前にかけてとなる見込みです。また、雨が止んだ後は、寒気が流れ込んできます。朝は気温が高いですが、日中はどんどん気温が低下していくでしょう。次第に西または北寄りの風が強まり、風が冷たくなってきますので気温の変動に注意が必要です。

27日 北日本や北陸は冬将軍がやってくる

北日本や北陸は寒気が流れ込んでくるため、ぐっと寒くなるでしょう。次第に雪に変わり、師走らしい寒さが戻ります。北海道は雲に覆われるでしょう。北部や南西部の雪は未明までとなりますが、東部の太平洋側は朝は雪が降り、ふぶく見込みです。一日を通して氷点下の真冬日になる所が多くなりそうです。東北は雨から次第に雪に変わり、季節風が強まるでしょう。太平洋側は午後になると雨や雪はやみますが、北風が冷たくなる見込みです。北陸は朝から雨が降ったり止んだりしますが、夜は雪に変わる所もあるでしょう。朝は気温が高めですが、次第に寒気が流れ込み、北風が冷たくなってきそうです。夜にかけて気温はどんどん下がるでしょう。