お笑い芸人のカンニング竹山さんが出演している「カンニング竹山の土曜The NIGHT」(ABEMA)が年内で終了する。過去にこの番組では、安倍元首相が銃撃事件で亡くなる前、最後のロングインタビューをしている。そのときの貴重なコメントからもこの番組だけは終了するのはもったいないと語る。
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ABEMA「カンニング竹山の土曜The NIGHT」(毎週土曜深夜0時~)が年内で放送終了になります。編成が変わり、いままで続いていた番組が色々変わるようです。
終わるのは仕方ないのですが、「土曜The NIGHT」がなくなってしまうのはもったいないなと思ってしまう。自分が出演しているから、もったいないというのではなく、例えば新疆ウイグル自治区の問題、高知小学生いじめ水難事故、和歌山カレー事件などなど、1つの社会問題を2時間ガッツリ深掘りしている番組はいま存在しないから。
許してもらえる限り色々なところに潜入させてもらい、他の放送局のプラットフォームではできないような内容でも、ABEMAではやらせてもらえた。他にも色々な番組が終わるけれども、その中でも「土曜The NIGHT」だけは終わらせるのは「ちょっと違うんじゃないか?」と思っている。
終了してしまうのがもったいないと思うのには、過去には貴重なインタビューもたくさんあったんです。そのひとつが6月に放送された安倍晋三元首相とのロングインタビュー。安倍さんが銃撃事件で亡くなる前の最後の単独ロングインタビューでした。
振り返ると、防衛費の問題も話しているんですよね。いままさに話題になっている防衛費の増額に関しては、「NATO(北大西洋条約機構)も国民総生産(GDP)の2%がグローバルスタンダードだから日本もGDPの2%にしなければならない」と語っています。「日本はNATOに加盟しているわけでもないのにどうしてですか?」と斬り込んだんですが、それは「アメリカからも突っつかれていることだから」と。「安倍さんが突っつかれているんですか?」と聞いたら、「私が突っつかれましたよ、ドナルド(・トランプ)に」とまで明かしていました。