燃焼効率を高くするには、無酸素運動を20分続け、その後、有酸素運動を始めるのがいい。無酸素運動は主なエネルギー源を糖質に頼るので、20分以上続けるとエネルギー不足に陥る。そこで有酸素運動に切り替えれば、エネルギー源として脂肪が使われ、燃焼効率が高くなる。
無酸素運動の代表例は、スクワットやダンベル、腕立て伏せなど、瞬発的に強い負荷をかけるもの。一般に「筋トレ」と呼ばれるタイプの運動だ。一方の有酸素運動の代表例は、ウォーキング、ランニングやサイクリング、水泳、ヨガなど、継続的に負荷をかけるもの。トレーニングの効果は筋肉があたたまっているほうが出やすいとされているので、一日でもっとも体温が上がりやすい午後2~6時頃に行うと、さらに効果的。もちろん個人差は大きいが、在宅勤務が一般化したいまなら、「夕方のトレーニング」もチャレンジできるのではないか。
(構成 生活・文化編集部 上原千穂/イラスト 秋葉あきこ)