きょう12日の九州は、各地で澄んだ青空が広がっています。午後3時の視程(水平方向に見通せる距離)は本市で50km、佐賀市や宮崎市、鹿児島市で40kmにも達し、遠くの景色もたいへんよく見えています。

12日昼過ぎの福岡の空
12日昼過ぎの福岡の空

遠くの景色もくっきり

きょう12日午後3時現在、九州各地の気象台で観測された視程(水平方向に見通せる距離)は、熊本市で50kmにも達しているのをはじめ、佐賀市や宮崎市、鹿児島市で40km、福岡市や長崎市、大分市でも30km先まで見渡すことができました。
熊本市内から、東側には阿蘇高岳が見られ噴煙が上がっている様子が確認されたり、西側の方向には天草の島々が見られたそうです。また、宮崎市内からは、西側に広がる霧島連山がくっきりと見られたということです。

見通し良好なのは?

九州の各地でたいへん視程がよくなったのは、天気が回復し、雲が少なくなったこと。また、大陸から乾いた澄んだ空気が流れ込んできたためです。
九州はこの時期、大陸から黄砂の飛来が多いころで、晴れても空が白っぽく霞むことが多いですが、きょうはその影響もほとんどなく、久しぶりの澄んだ青空にすがすがしい気持ちになりました。

これからの天気は?

13日も、九州は高気圧に覆われて晴れますが、前線が日本海を南下するため、多少雲が広がりやすくなる見込みです。このため、視程はきょうほど良好にはならない見込みです。