女性の返事は「いいよ」だった。
「それで、2人で石川県に住んだのです。でも、私の仕事の拠点は相変わらず東京で。石川と東京を往復していましたが、やがて限界が来て、東京にも家を借りた。彼女も石川県から東京に出て来てくれて2人で暮らしていたんです。それから彼女が働き初めて、ある日『もう好きじゃないから』と言い残し、フッといなくなってしまったのです」
結局、結婚生活は2年半くらいだった。不思議なのは、どの結婚も3年ほどで終わりを迎えていること。なぜなのか、聞いてみた。
「周期があってね、3年くらいたつと、僕がふられちゃったりするんですよね。何かが私に足りないんでしょうね……」
女性とはどういう存在ですかと聞くと、彼はこう答えた。
「私はちょっとマザコン気質なところがあるので、女性に頼りたくなる、すがりたくなる。神様みたいな存在ですね」
父の石田純一は「3度結婚し、子どもは5人いますね」と壱成。現在の石田の妻はプロ野球チーム西武ライオンズ元監督・東尾修氏の長女で元プロゴルファーの理子さん。壱成も華麗なる一族のメンバーだが、その生い立ちは少し変わっていた。後編では、壱成の親子関係と芸能界で起こしたある事件の真相に迫った。(AERAdot.編集部 上田耕司)
>>【後編:いしだ壱成が語る芸能界と親子関係 「何の『ごめん』だったのか」思い出す松原千明の手紙 】に続く