関東南部は桜見頃　週末の雨や気温は?

関東南部の平野部では多くの所で桜が見頃に。週末は一転、すっきりしない天気で、きょうほどの暖かさはなさそう。お花見は服装に注意。広い範囲で雨が降ることはないものの、念のため雨具を。

桜がいよいよ見頃に

きょうも関東は日差しがたっぷりで、上着いらずの暖かさとなっています。
東京都心の最高気温は2日連続で20度を超えました。
南部を中心に風がやや強めに吹いていますが、南よりですので、風の冷たさはありません。
今夜も気温の下がり方は緩やかで、春物の上着でも震えることなく、夜桜を楽しめそうです。
関東地方の桜(ソメイヨシノ)は、21日(月)に都心で開花。
23日(水)には横浜や熊谷、そして前橋でも花開き、桜前線は早くも関東北部へと進みました。
その後、いったん寒の戻りがあって、開花スピードはダウン。
今週に入って再び気温が上昇し、下の図にもあるように、開花が早かった都心周辺の桜はようやく満開に近づいてきました。
関東南部の平野部では週末にかけて見頃となりそうです。

週末の天気や気温は

ただ、桜の季節は思うように晴天とポカポカ陽気が続いてくれません。
あすからは一転、曇り空に変わり、気温の上がり方も鈍くなるでしょう。
これは日本の東海上の高気圧が勢力を強め、関東地方には北から東よりの湿った空気が流れ込むためです。
あす4月1日(金)の関東は南部を中心に低い雲がかかり、日差しが少なくなるでしょう。
日中の気温はきょうほど上がりません。
最高気温はきょうより5度前後低い、16度前後の予想です。
これで平年並みですが、日差しが少ないうえに、沿岸部は北よりの風が強まるため、数字よりも空気がヒンヤリと感じられるでしょう。
特に夕方以降は春物の上着だけだと寒くなりそうです。
あすは金曜日で夜桜を楽しむ方も多いと思いますが、風を防げる素材の上着や、ストールなどを用意しましょう。
あさって2日(土)も全般に雲が多め。
日差しもありますが、北東の風で体感温度はダウン。
ただ、この時期、日差しのある、なしによっても体感がかなり変わります。
脱いだり着たり調節しやすい服装を選びましょう。
夜は南部を中心に弱い雨雲がかかることも。
3日(日)は湿った空気が流れ込むため、所々で雨が降る可能性あり。
お花見は雨対策をとっておいた方がよさそうです。
また、風は南よりに変わるものの、次第に強まります。
紙コップや紙皿などは飛ばされてしまいそうです。
風対策も必要でしょう。