シルバーウィークは晴天が続いています。この時期は台風シーズンですが、連休にあわせたかのようにこのあとも晴れが続く見込みです。次の週末は曇りや雨に。

※今週の天気(全国)
※今週の天気(全国)

晴れて、さわやか

シルバーウィーク中はずっと日差しに恵まれそうです(下の天気図で、あと3日間は大陸からの晴天域が日本を覆うため)。きょう20日は午後2時現在、北海道の北部や南西部の一部で雨が降っていますが、東北から九州、沖縄は広い範囲で晴れています。カラッとした空気に包まれて、宮崎県都城市で最小湿度が22%まで下がっています。前橋市や高知市、広島市は30%台で、東京もこの秋で最も湿度が低くなっています。
21日敬老の日は寒気を伴った気圧の谷が通過する北海道でにわか雨があるほかは、各地で大体晴れそうです。(関東~近畿の太平洋側は少し雲が多めですが…)22日と23日秋分の日は北海道も含めて晴天となるでしょう。最高気温は札幌で23度くらいと、過ごしやすい陽気です。北海道内ではすでに大雪山系黒岳で紅葉が楽しめる時期ですね。仙台や新潟は23~25度。東京も25度くらいで、過ごしやすいでしょう。名古屋と大阪、福岡は27度前後ですが、カラッとした暑さです。昼間は半袖の陽気でしょう。ただ、日が暮れてからは羽織る物があるとよさそうです。

連休後は下り坂

24日も晴れ間がありますが、高気圧が東へ移動するため、高気圧の後面にあたる九州から近畿は、少しずつ雲が広がります。25日は東シナ海から前線が延びてくるため、九州や四国は雨が降り始めるでしょう。26日になると雨の範囲が関東まで広がってきそうです。

昼と夜の時間が同じじゃない秋分の日

23日は秋分の日です。昼と夜の時間が同じになると思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、実は違います。東京の当日の日の出は5時29分、日の入りは17時38分で、昼の方が9分長いのです。そうなる理由は、①日の出、日の入りの定義による(図を参照してください)⇒日の出とは太陽の上辺が地平線からでた瞬間で、日の入りとは太陽の最後のふちが地平線に沈んだ瞬間を言います。ポイントは、日の入りが太陽の最初のふちが地平線に達した瞬間でなく、最後のふちが地平線に沈んだ瞬間ということです。これにより太陽1個分だけ昼の時間が長くなります。②地平線に近い天体は、浮き上がってみえるため⇒本来は地平線に沈んだ太陽が、光の屈折の関係で、夕日として見えます。こられの理由から昼と夜の時間に“ズレ”が生じます。