「ただ、特に突然移住してきた方については、地元住民も、その方がどんな人でどんな仕事をしているかも分からず、どう声をかけて良いか分からない。それが移住者にとっては『品定め』のように感じてしまうのだと思いますが、池田町で暮らすなら、そうしたことはつきものですよ、とちゃんと明示しようという考えを、あの文面に込めました」
提言について、町には、福井県外の人からと思われる苦情が寄せられているという。
文言を“よそ者の排除”のように不快に感じる人もいるかもしれない。ただ、良い面ばかりをアピールするのではなく、その土地の生活の「ありのまま」を正直に伝えようとした池田町の姿勢にも、意味はあるはずだ。
(AERA dot.編集部・國府田英之)