1日も東京は曇りや雨で、正午の気温は札幌より低かった。全国的な曇りや雨は3日木曜まで。4日金曜は西から天気が回復。5日土曜はやっと北海道から沖縄まで日が差しそう。

2日にかけて 西日本や東日本 滝のような雨の恐れ

1日も、関東から西では局地的に雨雲が発達しています。「防災の日」ということで、防災訓練をしたり、地震などへの備えを改めて行う日でもありますが、特に、西日本を中心に大気の状態が非常に不安定になっています。西日本や東海地方では、すでに、大雨により地盤の緩んでいる所もありますので、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に警戒が必要です。
大雨に注意が必要なのは、西日本だけではありません。
2日にかけては西日本と東日本で、局地的に「非常に激しい雨」が降る恐れがあります。「非常に激しい雨」とは、滝のように降る雨で、傘は全く役にたたないレベルです。また、水しぶきであたり一面が白っぽくなるので、車の運転は危険です。さらに、都市部では、地下街などに雨水が流れ込むこともありますし、土石流が起こりやすくなります。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水、落雷や竜巻などの突風に、注意が必要です。

雨が続いている東京 連日 札幌より気温が上がらず

東京都心も、9月のスタートは、スッキリしない天気で、また傘が必要になりました。8月後半から、ぐずついた天気になっていますが、都心では昨日までの1週間、毎日雨を観測していて、今日で8日連続の雨となっています。
【秋の長雨、豆知識】
今年は、早い時期から、秋雨前線の影響を受けていますが、実は、平年だと、東京は1年で最も降水量が多いのが9月。梅雨の時期である、6月に比べて、約1.3倍も雨が降るのです。この時期は、秋雨前線や台風の影響で、大雨になりやすいのです。

そして、東京都心では気温の低い状態も続いています。最高気温は、東京では、昨日までの4日間、札幌よりも低くなりました。今日1日も、正午の気温を比べると、東京は札幌よりも低くなっています。
雨を降らせている湿った空気や南風の影響で、都心は気温が低くても湿度が高く、「涼しい」というよりは「ムシムシする」といった感じだと思いますが、雨に濡れて、体調を崩さないよう、お気を付け下さい。

4日金曜 西から洗濯のチャンス

ぐずついた天気はいつまでかと言いますと、全国的には、曇りや雨は3日木曜まで。4日金曜は西から天気が回復へ向かいそうです。
というのも、雨を降らせている秋雨前線が、週末は西から南下する見込みで、5日頃にかけて、いったんハッキリしなくなりそうなのです。
そのため、4日金曜には西から晴れてきて、5日には北から南まで日差しがでそうです。
あと、数日、雨を乗り切れば、洗濯物や布団を、思いっきり外に干せるでしょう。それまでは、湿度の高い状態も続きますので、食品の管理などにも、十分お気を付け下さい。