ブチギレ氏原(撮影/写真映像部・東川哲也)
ブチギレ氏原(撮影/写真映像部・東川哲也)

――再びサカモトさんの名前が出ましたが、コンビを解散したわけではないんですね?

氏原 じゃないです。

―― コンビでの活動もしているんですか?

氏原 たまに動画に出したりしますけど、相方を出すと数字が下がるので、出す回数は少ないです(笑)。まあでも、徐々に露出も増やしていければいいなと。

――配信で大ブレークしてから大手所属事務所を辞めてフリーになりました。経緯を教えてください。

氏原 仕事をしていく中で、自分の夢をかなえるにはネットメインのほうがいいなと考えたからです。前の事務所もすごい優しかったんですけど、どちらかというとテレビがメインでした。ネットで勝負するのであれば、自分でやったほうが機動力も上がりますからね。

――やはりテレビでは「キレ芸」はハマりづらい、と?

氏原 テレビにハマりづらいというよりは、テレビでずっとやり続けていっても、自分の求めている夢にはたどり着けないなと思ったんです。ネットのほうがまだ可能性があるなと。

――ずばり、その夢というのは?

氏原 夢は……スーパースターです。

――テレビよりもネットのほうがスーパースターになりやすい?

氏原 今のテレビの仕組みでは、これからスーパースターはどう考えても生まれないだろうと思います。ネットは“生まれない”という事実がまだ確定していない。やりようがあると思っているんです。規制が多いテレビよりは自由度もあると思います。

――「自由度」という意味で、大声を出して威嚇するようなキレ芸もテレビでは規制されかねない?

氏原 いや、キレ芸じゃなくても、どんどん厳しくなっていると思いますよ。

――少し前から、人を傷つけないような笑いが好まれるようになったと言われますが、どう思いますか?

氏原 自分は、人を傷つけない笑いなんて一切存在しないと思っています。言葉なので、誰かしら傷つく人はいる。そもそも(多くの人には)過激な表現は望まれていないので、キレキャラは正反対のことをしているのかもしれない。その意味でも、テレビのような大きなメディアでは、どうしても自由度が下がるということなんです。

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