29日月曜は全国的に晴れ!今週はこの月曜の晴れが貴重になりそう。30日からは再び梅雨空。7月のスタートは大雨に注意が必要です。

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28日朝 都心から 富士山くっきり

28日は九州から関東は天気回復。28日朝9時の都心は、梅雨まっただ中とは思えないクリアな青空が広がり100キロ離れた富士山もきれいに見えました。毎朝9時の観測で都心から富士山がくっきり見えたのは、関東甲信地方が梅雨入り(今年は6月8日)する前の6月7日以来です。(日本気象協会の観測)

28日午前9時 東京都心から見た富士山
28日午前9時 東京都心から見た富士山

29日月曜 全国的に晴れ! 貴重な日差しに

29日は梅雨前線は南に下がり、全国的に晴れ。ただ、梅雨入りしたとたん大雨となった東北や、記録的に雨が続いた九州南部などでは、雨が上がったあともしばらくは土砂災害に注意が必要です。むやみに家の裏山などには近づかないようにしましょう。

図をクリックすると最新の予想天気図にジャンプします
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7月のスタートは大雨の恐れ

今週、全国的に晴れるのはあす29日月曜のみ。30日火曜からは再び西から梅雨前線が北上。前線上の低気圧が九州に近づき西日本は雨。そして、7月1日はこの前線上の低気圧が発達しながら本州付近を通過し全国的に雨となりそう。特に、西日本や東日本では雷を伴い、強く降る恐れがあります。
28日現在、コンピューターの計算ではモデルによってまだ幅がありますが、
九州や近畿など一日に多い所で100ミリ以上の降水を予想しています。

図をクリックすると最新の予想天気図にジャンプします
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九州南部では、すでに記録的な大雨となっていて、鹿児島市では27日までの30日間の雨量が1300ミリを超えています。これは鹿児島市の6月の平年の雨量の約3倍、1年間の平年の雨量の半分以上の雨がこの1ヶ月で一気に降りました。これまでの雨で地盤が緩んでいるところに、再び大雨の恐れということで、一層の警戒が必要です。
一方、梅雨明けが平年より12日も早かった沖縄(梅雨明け平年6月23日頃、今年6月11日)は、この先も夏空と厳しい暑さが続きます。きのう27日は、石垣島の最低気温は29度7分。これはアメダスの整備が進んだ1978年以降、6月の最低気温としては全国1位の高温に。また、那覇では6月8日から真夏日が続いていて、きょう28日も真夏日に。今月に入ってから25回目の真夏日となりました。沖縄地方には、6月30日頃からの1週間、高温に関する情報もでています。この先も暑さに注意が必要です。