荒川 恋愛は99回断られても1回成功すればいいんですよね。だけど、恋愛弱者は1打数1安打を望んでしまう傾向がある。1回も失敗が許されない、と考えてしまう。そして何もできなくなってしまう。本当はトライ&エラーでいいのにもかかわらず、です。
宮崎 フラれても人生の終わりではないですからね。1打席目がダメでも2打席目がある。バッターボックスは回り続けますから。
荒川 私がよく言っているのは、幹事をやるといいということです。会を主催できれば、一度失敗しても、次があります。フラれても次を頑張ればいいと。
宮崎 その通りです。幹事をやればやるほどノウハウが身についてきます。
高校時代を思いかえすと、クラスの友人は、だいたい4つに分類できます。合コンの話を持ってくる人間と、参加するだけの人間、誘っても絶対に参加しない人間、そして声をかけてはいけない人間です(笑)。この中でも話を持ってくる人、つまり幹事をする人はクラスの中でも一目置かれるんですよね。つまり、幹事をやるのがいいんです。これは本当に学びしかない。
荒川 幹事をやる喜びは、みんなが盛り上がって、それを見ることがうれしいというところにあると思うんですよね。
宮崎 そうです。1次会で盛り上がって、自然と2次会に行こうという流れにもっていくのが理想です。
例えば、1次会で盛り上がらない女子が一人でもいれば、幹事の僕はその子のケアに当たるんです。そして、盛り上げる。そうすると、女性陣から「アイツはわかっている」と評価されるんです。女子はトイレで「2次会どうするか」と会議しますから、それまでの勝負です。
荒川 そうなんです。そういう気配りができる人はモテるんです。
宮崎 そう。これは、巡り巡って自分のためになる。まさに「情けは人のためならず」ということです。
荒川 ガツガツしてはダメなんですよね。みんなで楽しもうとしないと。
宮崎 そうです。これは1対1の勝負ではなく、チーム戦です。一人で勝負しようなんて奴はビンタですよ、ビンタ。