気象庁から異常天候早期警戒情報が発表された。暦の上では最も寒い時期だが24日から二週間はほぼ全国で平年よりかなり高い気温になりそう。雪融けによる雪崩や土砂災害などに注意。

積雪の深さ
積雪の深さ

融雪で路面が水浸しに

北海道から九州にかけて、1月24日から2月2日までは気温が平年よりかなり高くなりそうです。(北海道は21日から高くなる。)
北海道から東北の日本海側や信越、北陸の山沿いでは平年の2倍から3倍の雪が積もっている所があります。
雪融けが進むと、積雪の多い山では雪崩の危険が高まります。
また、地面が緩んで、地すべりなどの土砂災害が発生するおそれもあります。
融けた雪が流れ込み小さな川は一気に増水する場合がありますので、河川にはむやみに近づかないようにしましょう。
そして、札幌で平年のおよそ1.5倍、青森県弘前でおよそ2.5倍など、平野部でも多くの雪が積もっています。
平野部では道路が川のようになったりと路面の状況が悪くなりそうです。
ドライバーの方は歩行者に泥や水がはねないように、やさしい運転を心がけてください。
軒下を歩く際は、屋根からの落雪の危険がありますので、足元だけでなく頭上にも注意が必要です。

週間予報
週間予報

寒さが最も厳しくなるころに寒さが和らぐ

最高気温が平年より2度以上高くなる日を赤で囲っています。
水曜日から木曜日は、こちらの記事にもあるように
http://www.tenki.jp/forecaster/diary/y_nakagawa/2015/01/19/20111.html
低気圧が通過して、広い範囲で荒れた天気となりそうですが、
気温が高くなるため北陸や東北まで、雪ではなく雨のマークになっています。
また、来週は札幌の最低気温がプラスになったり、福岡で20度近くまで気温が上がる日もありそうです。
1月下旬から2月上旬は一年のうちでも最も寒い時期ですが、
今年は逆に寒さが和らぎそうです。