「これまで大変でしたね。心配だから、思い切って治療を受けてみましょう。治療を受けられる医療機関を紹介しますから、安心してください――そんなスタンスです」(河合医師)

病院に行かずに治す方法を教えてほしい」という相談もあるが、摂食障害はもともとの性格や環境、対人関係、大きなストレスとなる出来事など、さまざまな要因が絡み合って発症するため、病態が複雑で、治療も難しい。

「ほっとラインだけですべて解決することはできず、摂食障害に詳しい医師による心身両面からの治療は必要です。そこにできるだけ早くたどり着くために、ほっとラインを利用してほしい。電話相談はどうしても当たり障りのない一般的なアドバイスになりがちですが、相談した人がほっと安心できたり、次にすべき行動が見えるような対応を心がけています」(同)

(文・谷わこ)

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