向井:関西ジャニーズJr.としてトークの進行役をしていたとき、関ジャニ∞の横山(裕)くんに「一度すべてを肯定してみたら?」と言われて、心構えが変わりました。舞台で悪役をやっていて気分が落ちこんだとき、後輩の道枝駿佑になぐさめられたこともあります。隣に座って肩をポンポンって(笑)。
ラウール:僕は、自分だけ伸びていない気がして焦っていた時、メンバーに言われた「おまえが持っているものは、おまえが思っている以上にいいんだぞ」という言葉が原動力になりました。
目黒:中3の頃、何人か選抜されることになってひたすらダンスを頑張っていたとき、自分を「いらない」と話しているのが聞こえちゃった。悔しくて家でぼろぼろ泣いて、絶対やめないぞと決意しました。
阿部:僕は気象予報士の資格を取ったこと。Snow Manを広めたいと思ってのことで、実際に多くの人に覚えてもらうきっかけになった。大学院との両立も大変だったけど、嵐の櫻井(翔)くんが言ってないのに苦労を察して、自分の体験も語ってくれて。僕の学生時代よりずっと忙しかったんだ、もっと頑張らないと、と思いました。
今年だからこその目標もある。
佐久間:違う道に進んだ人はたくさんいたけど、僕らがここまで来られたのは、ステージの楽しさにとりつかれたから。どんなに苦しくても、パフォーマンスの反応をもらった瞬間、すべて報われる。その思いを伝えていきたいですね。
深澤:僕らはとりつかれてるのか(笑)。僕と阿部は同期で、既にデビューした仲間も多かったから、「絶対デビューする」という思いはありました。特に2人で話したことはないけどね(笑)。
阿部:思いは同じです(笑)。
深澤:下積みが長かったから、個性が培われた。それは武器だけど、知ってもらわないと意味がない。だから、冠番組を持ちたいですね。構想はあるけど、ここでは語らずにおきます(笑)。
向井:気になるやん! 日本中にSnow Manを知ってもらえる年にしたいですね。
目黒:今年はアジアツアーもあるから、海外で賞をとって、ジャニーズの“はじめて”をどんどん更新したい。
渡辺:テレビでは賑やかな姿を見てもらって、ライブではカッコいいところを出して、僕らの振り幅の大きさを感じてほしい。
岩本:どんなこともできるのがSnow Manの強みです。可能性を限るのではなく、舞台もライブも演技も多くのことに挑戦して、たくさんの人の記憶に爪痕を残していきたいですね。
宮舘:V6の「WAになっておどろう」みたいな、名刺代わりになる曲を持ちたい。デビュー曲の「D.D.」が、そうなってくれたらと思っています。
ラウール:「D.D.」でミリオンセラーを! そして、「その先」に行くことを目標にしたいです。
(ライター・早川あゆみ 編集部・塩見圭)
※AERA 2020年1月20日号