【応援を通して、自分も解放される】日本生命の中林ルミさん(前列右から3人目)は、関東で広島カープの試合があれば、球場にも足を運ぶ。昨年は15回以上、今シーズンも既に7回は球場で至福のひと時を過ごしている(写真:本人提供)
【応援を通して、自分も解放される】日本生命の中林ルミさん(前列右から3人目)は、関東で広島カープの試合があれば、球場にも足を運ぶ。昨年は15回以上、今シーズンも既に7回は球場で至福のひと時を過ごしている(写真:本人提供)
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【自然のなかで過ごして心身健康に】「庭いじりの時間は、瞑想をしているかのよう」とハコスコの太田良恵子さん。心身健康に過ごすことの大切さを再確認したことでブレインヘルスの事業「GoodBrain」も展開中(撮影/古谷ゆう子)
【自然のなかで過ごして心身健康に】「庭いじりの時間は、瞑想をしているかのよう」とハコスコの太田良恵子さん。心身健康に過ごすことの大切さを再確認したことでブレインヘルスの事業「GoodBrain」も展開中(撮影/古谷ゆう子)
自分時間を楽しむ5カ条(AERA 2019年9月16日号より)
自分時間を楽しむ5カ条(AERA 2019年9月16日号より)

 40代女性は公私ともに忙しさに追われる時期。脂がのっている今だからこそ、趣味などでパワーチャージが必要だという。キャリアを身につけ躍進する二人の女性の「自分時間」の過ごし方とは。AERA 2019年9月16日号に掲載された記事を紹介する。

【やってみよう!自分時間を楽しむ5カ条はこちら】

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 一日思いきり働いて脳がパンパンの状態のまま帰宅する。頭も体も疲れているはずなのに、パソコンの前に座り、YouTubeを立ち上げ、広島カープの選手たちのプレーを見る。日本生命の健康経営推進部長の中林ルミさん(47)にとって、ここからが自分だけの特別な時間だ。

「プレーを見て、気づいたら感動で涙していることもあります。過去のプレーや気に入った映像を何度も見直すことも。何かに熱中する、ということはもうないかな、と思っていたのですが」

 6年ほど前、同じ部署にいた後輩がたまたまカープファンだったことがすべての始まり。

「ナイターを観に行くから一緒に行きません?」

 野球にもスポーツ観戦にも特別興味を持ったことがなく、誘われても「屋外で飲み会をするのね」くらいの感覚だった。

「最初は『あの選手、よく打つな』くらいにしか考えていなかったのですが、次第に夜のプロ野球ニュースで、知っている選手が取り上げられていると『あっ!』と反応するように。スポーツニュース一つにしても、見方が変わっていったんです」

 もっと多くの映像を見ることができるなら、といままで使ったこともないアプリもダウンロードしてみた。社内で話したことのなかった先輩や後輩が「カープファンなんでしょ、私も」と声を掛けてくれることも。そして何より、マネジメントの立場だからこそ得られる気づきがある、と感じている。

「選手はどういう気持ちでプレーしたのかな、と考えると、『私の部下は、どんな気持ちで仕事をしているのか』とまで、考えを及ぼすようになりました。苦手意識があるのかな? プレッシャーなのかな?と思うように。それが正しいとは限らないのですが、想像を広げることができるようになりました」

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