政界のプリンスと「お・も・て・な・し」アナの結婚報告に日本中が驚いた。この結婚が、パーフェクトである理由とは。
【写真】クリステルさんの「おもてなし」スピーチを指導したのは…
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小泉進次郎衆議院議員(38)と滝川クリステルさん(41)の結婚に日本中が驚いた。「次の首相候補」として常にトップに名前があがるハンサムな政治家と、英語もフランス語も堪能な才色兼備のフリーアナウンサー。なんて完璧な二人。選挙プランナーとして多くの政治家を支えてきた松田馨さんもこう話す。
「クリステルさんは五輪招致にも一役買い、知的な女性。非の打ちどころがありません」
■「いいトシ」だからこそ
そんななか、唯一とも言える批判が、「政治家ができ婚なんて」という声だった。クリステルさんが既に妊娠していると明かしたことで、「計画性がない」「いいトシして責任感なさすぎ」などの声がネットを中心にあがったのだ。
だが、実は「いいトシ」だからこそ、妊娠が必要だったともいえる。進次郎氏は、自身の公式ブログにおける結婚報告を、こんな言葉で始めている。
「『いつ結婚するんだ』『はやく嫁もらえ』『いい歳なんだから…』などと地元でも、国会でも、全国でも言われてきた私ですが……」
独身者に対する「ソロハラ」にも思えるが、政治の世界では珍しいものではないという。
「古いとは思いますが、政治家に対して、『結婚して子を生み育ててこそ一人前』という価値観を持つ支持者は、今もたくさん存在します」(松田さん)
もし今回、クリステルさんが妊娠していなかったら──。結婚しても、「子どもはまだか」「早く産まないと」と言われることは、想像に難くない。ましてやクリステルさんは41歳。35歳以上が高齢出産とされるなか、「子どもはできるのか」という余計な詮索をされた可能性も高い。ところが今回、結婚・妊娠を同時に発表できたことで、そうした野次をすべて跳ね返すことができたのだ。
■期待値はロイヤル級
『恋愛しない若者たち』の著書がある世代・トレンド評論家の牛窪恵さんは言う。