

来年7月24日に開幕する東京オリンピック・パラリンピック。国際パラリンピック委員会特別親善大使を務める香取慎吾さんは、数々のパラスポーツを取材し、試合を観戦してきて感じたことがある。パラリンピックへの熱い思いを本誌に語った。
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「自分が着て登場するとは思っていませんでしたけど、着心地、いいです」(香取)
こう言って来年の東京オリンピック・パラリンピックの大会ボランティアが着るユニホームのお披露目会見に登場したのは、タレントの香取慎吾さん(42)。選考委員会のメンバーとして選定に携わった。
ポロシャツは大会カラーの藍色や大会エンブレムの市松模様を使ったデザイン。猛暑での活動を想定し、裾の両サイドにはスリットが入っている。香取さんのお気に入りのポイントは、ポロシャツが細く見えるようデザインされているところと、ズボンのひざ部分が切り離せてハーフパンツにもなる点だという。
「(選考は)すごく白熱して、2020年の夏にユニホームを着て活躍するボランティアのみなさんのことを思って選びました。素晴らしい大会になって、新しい東京、新しい日本が始まるとうれしいなと思います」(香取)
東京オリンピック・パラリンピックがあと1年に迫った。2年前から日本財団パラリンピックサポートセンター(パラサポ)のスペシャルサポーターを務め、昨年には国際パラリンピック委員会特別親善大使に任命された香取さんが、単独インタビューで、パラリンピックへの思いを語った。
──パラリンピックも開幕まであと1年あまりですね。
香取慎吾(以下、香取):この2年間、みなさんに僕を通じて、ちょっとでもパラスポーツに興味を持ってほしいという思いで活動してきました。オリンピックのチケットの販売が始まって、あれだけ多くの人が申し込んで、僕も外れました(笑)。これからいよいよパラリンピックのチケットの販売が始まります。もし、パラリンピックの開会式や会場で空席が目立ったら、僕のこの数年の活動がまだまだだったとはっきり見えるんだなって思うと、ちょっと緊張してきてね。あと1年、もっともっとパラスポーツの魅力を伝えていきたいなって思っています。