手軽といえば、「全身のあらゆる部位や器官につながる末梢神経が1万7千本走っている」(足利仁著『手のひらダイエット』から)という手のひらを使うダイエットもある。例えばこの『手のひらダイエット』では、「むくみを解消する」「イライラによる過食を防ぐ」など、目的別に押すべき手のひらのポイントを紹介している。

「5秒」「7秒」などの時短ダイエットも人気だ。『たった7秒で座るだけダイエット』(工藤孝文著)は7秒かけてゆっくり椅子に座り、1秒で立ち上がる動作を1日10回するだけの手軽なエクササイズとなっている。

 所要時間は短いがタイトルは長いのが『続かないあなたのための やせる5秒筋トレ 最小の努力で手に入る! 1回5秒で狙い打ち!』(松井薫著)。「スーパースター」「ワインオープナー」など呼吸で脂肪を燃やすユニークな5秒筋トレが紹介されている。

 ただし7秒も5秒も、実際にやってみると意外にハード。いろいろやっているので断定はできないが、あちこち筋肉痛っぽいのは、たぶんどっちかの「成果」という気がする。(ライター・福光恵)

AERA 2019年4月1日号より抜粋

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