このように、権力を持っている連中の中にアホが多い。つまりアホは厄介な敵なのだ。そんな敵を増やした代償が、気分が晴れるということだけなんて、全く釣り合わない。一度しかない人生の貴重な時をそんなことで無駄使いしてほしくない。

日本社会では冷静にやるべき議論が成立せず、議論は個人の人格攻撃と捉えられがちなので、失うものが時間やエネルギーですまなくなることもある。成功者は無駄に戦わない。戦うべき時と相手を選ぶ。アホと戦う無駄を知り尽くしているから成功するのだともいえる。

戦うべき相手は人間関係で「くよくよ悩む自分」「腹を立てる自分」だと思ってほしい。そして、神経をすり減らさないための第一のポイントは、自分にもっと関心を持つことだ。

そもそも、日本人は他人に関心がありすぎる。お互いが他人に関心を持っていて相互監視社会のように感じるときさえある。他人ばかり気にしていたら自分と向き合う時間がなくなってしまう。

これからは、自分が本当に何がしたいのか? そのために何が必要なのか?そっちに専念したほうがいい。それがわかれば、他者のことを気にする暇なんてないことがわかる。

戦うべきなのは、“アホと戦う”なんてアホなことを考えてしまう自分のみ。彼らと戦って時間とエネルギーを無駄にしてきた最高のアホである私だからこそ、こう言い切れる。

アホと戦わない生き方こそ、あなたがあなたらしくあることができ、あなたが目指す目標により近づけることになるのだ。大切な人生をより輝くものにするためにも彼らと戦ってはならない。そんな人間は放っておけばいいのだ。無駄に戦えば、あなたのほうが人生を大事にしない最低のアホになってしまう。

さあ、これから無駄な諍いなんて放り出し、人生を謳歌する旅に一緒に出かけよう!

《ベストセラー『頭に来てもアホとは戦うな!』では、厄介な他人と向き合うための具体的なコツを伝授している。4月24日には続編となる『頭に来てもアホとは戦うな! 賢者の反撃編』が発売予定》

暮らしとモノ班 for promotion
大人のリカちゃん遊び「リカ活」が人気!ついにポージング自由自在なモデルも