「もし、小室家側に一点の曇りもないのであれば、それを公に明らかにしてほしい」
報道が激化するにつれ、ご夫妻は、小室さん側に繰り返しそう求めた。ご夫妻が大切だと考えたのは、何か「こと」が起きた時に、どういう誠実な対応をとるか、だった。
だが、小室家側では、必要ないと考えたのだろう。取材に応じていないため真意はわからないが、「お金はもらったものでありトラブルも問題も存在しない」とのスタンスという。
これについて、紀子さまの友人はこう指摘する。
「百歩譲って、もしお金はもらったものだとしても、お金を出してくれた人に感謝の気持ちすら伝わっていない状況というのは、誠実さを何より大切に考える紀子さまにはとても重かったと思います」
会見で秋篠宮さまは、今でも結婚したいのであれば「問題をクリア」にし「多くの人が納得し喜んでくれる状況」にするため、(小室家側は)「それ相応の対応をするべきだ」と話した。「そういう状況にならなければ、私たちは、婚約に当たる納采の儀というのを行うことはできません」と踏み込んだ。
納采の儀ができないということは、正式な婚約が整わないということだ。婚約が整わないということは、結婚できないということを意味する。
秋篠宮さまご夫妻は、小室家側にも若い二人にも、こうしたことを繰り返し伝えたという。
信頼に一度「疑問符」が付いてしまうと、他の行為にも疑問を感じるようになるものだ。小室さんが勤め先の上司との会食に眞子さまを呼び出し同席させたことも、留学先の米国の大学で「プリンセスの婚約者」と紹介されるままにしていたことも、ご夫妻には、眞子さまを利用しているように感じられた。