紀子さまは自分自身が体調が悪くてもほとんど表に出さず仕事を務めてきただけに、
「私がもっと、疲れた時には休む姿を娘たちに見せていれば、眞子もこんな無理を重ねなかったのでは」
と当時、自分を責めている。
誕生日会見では、そんな思いを振り返った。
「昨年の暮れから、だんだん寒くなっていく中で、長女の体調が優れないことが多くなりました。そうした状況が長く続き、長女は大丈夫だろうか、どのような思いで過ごしているだろうかと、私は、大変心配でした。しかしこのような中でも、長女は与えられた仕事を懸命に果たしてきました。(中略)私は、本当によく頑張っているなと長女のことを思っております」
秋篠宮家が「問題」と感じたのは、借金の有無ではない。まして、母子家庭であることや、パラリーガルで収入が少ないことは、問題などと考えていない。子どもの結婚に際し「身上調査」をする家庭は今もあるだろうが、そもそもご夫妻はそうしたことを一切しなかった。
長年、秋篠宮ご夫妻を知る人が強調する。
「最初は心から若い二人を信頼し、祝福していたのです。結婚に向け、小室家側の準備も大変だろうから、どうやってお手伝いするか、いろいろとご夫妻で相談しておられたようです」
ただ、皇族の一員として「国民から広く祝福を受ける」ことは、譲れない一線だった。
結婚後に眞子さまは皇籍を離れるが、行事で招かれることも多い。1億円を超える一時金が拠出されるのも、皇族であった者としての品位を保つためだ。