「発信力のある人に来てもらう」
とだけ明かした。
参院の大分選挙区を含めると、全国で五つの補選があり4月23日に投開票される。ここでの勝敗は、岸田文雄首相の政権運営や衆院解散のタイミングに大きく影響する。
岸田派のある国会議員がこう話す。
「党内では衆院山口2区、4区は確実視されているが、千葉5区と参院大分選挙区は苦しいとみている。最大の注目が和歌山1区で、ここを奈良県知事選のように落とすと岸田政権もピンチだと、森山選対委員長が10日の党役員会を終えて急きょ、和歌山入りすることになった。国政選挙でも維新にやられて連敗となれば、そう遠くないであろう解散総選挙で維新がさらに勢いを増し、国会でも脅威になる。岸田首相も維新の動向を非常に注視している。なんとか維新をたたきたい」
4月15日には、岸田首相自らが門氏の応援に入る予定という。和歌山を舞台に、「岸田VS.吉村」のトップによる戦いが見られそうだ。
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和歌山1区には、自民、維新の2候補のほかに、共産党県常任委員の国重秀明氏(62)、元物流会社員で政治家女子48の山本貴平氏(48)=いずれも新顔=が立候補している。
(AERA dot.編集部 今西憲之)