勝間和代さんがバイセクシュアルだと公表した。パートナーの増原裕子さんと、勝間さんの友人、倉田真由美さんが語り合った。
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倉田真由美(以下、くらたま):裕子さんのいままでの恋愛ってどんな感じだったの?
増原裕子(以下、増原):私は10歳で女の子が好きだと気がついたんです。でも男の子で好きな子もいたし、男の子と付き合ったりもしていました。
くらたま:女の子への気持ちが友だちとしての感情とは違う、という自覚はあった?
増原:ありました。でも女の子って性的なものが遅いですよね。男の子は小学生低学年くらいで、どちらの性が性的な対象かとかわかるらしいんですけど。
くらたま:わかる! 個人差はあると思うけど、女性は恋愛と性が合致しないまま10代を過ごすこともあるよね。
増原:そうなんです。エッチな漫画は好きだったんですけど(笑)、リアルな性に対しては遅くて。でも高校になるとさすがに彼氏と「キス以上先には進みたくないな」というのがわかってきた。そこで「やっぱり女の子が好きだ」とハッキリわかって、苦悩し始めました。誰にも言えないし、爆発して気が狂いそうな状態が22歳まで続きました。
くらたま:自分が思うような恋愛ができるようになったのは?
増原:20代までは模索してましたね。ストレートの女性をくどいて付き合って、3カ月くらいで終わるパターンも多かった。20代後半には男性と付き合って1年以上続いたこともあります。「人間愛」みたいな感じで、居心地がいいと関係は続くんですよね。でも、セックスがやっぱり苦手で。
くらたま:わかる! 私もセックスレス、そろそろ8年目。
増原:じゃあ、キスしたり触ったりも……。
くらたま:すご~くイヤ(笑)。
増原:私も結局、その人とは遠距離になって別れました。
くらたま:『だめんず・うぉ~か~』の取材でレズビアンやゲイにも会ったけど、女性のほうが圧倒的に数が少なくて、大変そうだった。