安田大サーカスのクロちゃんが、気になるトピックについて"真実"のみを語る連載「死ぬ前に話しておきたい恋の話」。今回のテーマは「憧れた職業」。先日、第一生命が、全国の小中高生3,000人を対象に行った「大人になったらなりたいもの」のアンケート結果を発表した。意外にも人気だったのは「会社員」。「最近の子どもは現実的」とSNSなどで話題となった。現在、芸人として活動するクロちゃんは、もともとアイドル志望だったというのは有名な話だが、実はそれ以外にも、本気で目指した職業がいくつかあるという。クロちゃんが「憧れた職業」について振り返った。
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ボクはもともとアイドルになるのが夢だった。でも、事務所にだまされて、今はなぜか芸人という仕事をしている。当初、芸人になることを拒否していたのに「売れたらアイドルユニットを組ませてやるから」と説得され、はや20年。事務所と交わしたあの約束は、いったい、いつ実現するのだろうか(笑)。
ということで、今回のテーマは「憧れた職業」。
ちなみに、ボクがアイドルになりたいと本格的に思ったのは、大学生のころだった。とはいっても、中学生のころには、給食の時間になると、クラスメートの前で歌を披露したりもしていたから、随分前から、アイドルに対して興味はあったのかもしれない。でも、子どものころというのは、いろんなことに刺激や影響を受けるもので、当時のボクも、憧れた職業みたいなものがいくつかあった。
意外かもしれないけど、小学生のころは、「サッカー選手」になるのが夢だった。当時は「キャプテン翼」が大人気だったし、同級生の間でもサッカーブームが起きていたからね。ちなみに、ボクはコロコロコミックに掲載されていた「がんばれ!キッカーズ!」にかなり影響を受けた。
もちろん、サッカー部にも在籍していた。同級生に比べて、体が大きくて、運動神経も良かったボクは、チームではキャプテン。しかも、ポジションはフォワードだった。小学生のころは、体の成長にもばらつきがあるから、体が大きいっていうのは、かなり有利だった。ドリブルしながら、ゴームに向かっていると、ディフェンダーの子たちをバンバン突き飛ばしていたからね。