「全然土臭くない」(相葉雅紀)
「若干あるね。ザラザラ」(大野)
と反応は様々だが、土は触るだけでも免疫力が高まり風邪を引きにくくなるらしい。土は決して汚いものではないことを伝えた。
「ドッジボール部」では、櫻井部長がドッジボールを人生に見立てる。
「困難を避けてばかりでなく、勇気を出してキャッチして、初めて勝つチャンスが生まれる」
なるほど、深い。ということで、嵐とセクゾ合同チームで小学生の強豪チームと勝負をすることに。が、相手の豪速球にろくにボールを触ることもできず、あっという間に敗退。メンバーがワチャワチャ楽しむ様子に客席は大いに沸いていた。
“嵐のスイーツ部長”として知られる大野は「スイーツ部」を発足。意外な食材を使った新しいかき氷の蜜作りに挑戦する。そして完成したのが、ニノのために作ったという世界初のかき氷。ドヤ顔で披露する部長だが、ニノは不審そうな顔でちょろっと食べ、「お米が入ってる……みたらし団子? トウモロコシ?」とあまり手を付けない。正解はなんと「卵かけご飯かき氷」。二宮の主演ドラマ「ブラックペアン」にちなんだもので会場からは拍手が起きたが、
「う~ん……うまくは、ない」
とニノ。残念な結果に。
最後は相葉部長の「オカルト研究会」。嵐イチ霊感が強いと噂される相葉部長と、子ども時代、妖精を見たという佐藤勝利部員がUFOを呼んだり、スプーン曲げをしたりと魅惑のオカルト実験を繰り広げた。
テレパシー実験では、相葉部長から見えないようにサイコロを振り、出た目の箱にテレパシーで部長を誘導できるかという実験を行った。箱からはジャンプアップで飛び出す仕組みで、失敗すると金だらいに頭をぶつけてしまう。会場が一体となり相葉にテレパシーを送る……と、見事に大成功! 客席も大歓声だが、なにより部長が大興奮だった。
すべての部活が終わると、全員で校歌、嵐の「ふるさと」を歌い、幕を閉じた。
参加して感じたのは、純粋に知らないことを学ぶ楽しさと、それをポップに伝えてくれる面白さ。さらに「ニノかわいい! 松潤セクシー!」といったキュンキュンが加わる。日常に疲れ、ワクワクが足りない大人にこそ必要な学校なのだろう。(文中一部敬称略)(ライター・大道絵里子)
※AERA 2018年7月23日号