人の体を構成している物質としてもっとも多いのは60%を占める水分だが、たんぱく質は18%と、残りの大きな部分を占めている。人の体には、約10万種類のたんぱく質が存在するとされており、体内のあらゆる部分にたんぱく質が使われている。筋肉の材料となるだけではなく、内臓や皮膚、髪の毛といった体の組織、血液、ホルモンなどの分泌物、消化酵素など、あらゆるものがたんぱく質からつくられている。たんぱく質がなければ、免疫システムを担う免疫細胞や抗体などもつくられなくなってしまう。
具体的には、20歳以上の男性で10~13グラム、女性では2~7グラム程度、目標量下限を下回っている。たった今から、大切な栄養素であるたんぱく質を積極的に摂取するようにしたい。
(構成 生活・文化編集部 森 香織/写真 キッチンミノル)