2017年9月3日、婚約内定会見での眞子さまと小室さん。眞子さまは小室さんを太陽に、小室さんは眞子さまを月にたとえて、互いの関係を表現した(撮影/写真部・馬場岳人)
2017年9月3日、婚約内定会見での眞子さまと小室さん。眞子さまは小室さんを太陽に、小室さんは眞子さまを月にたとえて、互いの関係を表現した(撮影/写真部・馬場岳人)
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眞子さまと小室圭さんのこれまで(AERA 2018年2月19日号より)
眞子さまと小室圭さんのこれまで(AERA 2018年2月19日号より)

 秋篠宮家の長女・眞子さまと大学時代の同級生・小室圭さんの結婚が延期になった。お二人が挙げた理由は、「充分な準備を行う時間的余裕がない」。「異例」「前代未聞」とされる事態の背景に何があるのか。

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 宮内庁宮務主管が記者会見を開き、秋篠宮家の長女・眞子さま(26)と、国際基督教大学時代の同級生で法律事務所勤務の小室圭さん(26)の結婚延期を発表したのは2月6日。3月4日に予定されていた一般の結納にあたる「納采の儀」まで1カ月を切り、11月4日に帝国ホテルで予定されていた結婚式までも9カ月足らずというタイミングで、異例の発表だった。

 2019年は天皇陛下の退位や皇太子さまの即位に伴う一連の儀式が続くため、すべてを20年に延期するという。

●時には立ち止まって

 秋篠宮家に詳しい皇室ジャーナリストの高清水有子さんは、延期の背景をこう語る。

「どこに新居を構えるか、小室さんのお母さんやおじいさんと同居するのか、結婚後の生活設計はどうするのか、といったお話は、具体的に決まっていませんでした。眞子さまが『急ぎ過ぎていたのだと思います』と書かれているとおり、急ぐ原因となったであろう、昨年5月の予期せぬ婚約報道が悔やまれてなりません」

 17年5月のNHKの「婚約内定の見込み」という報道は、お二人に婚約の意思があったとはいえ、まだ交際中のできごと。高清水さんは、

「眞子さまは小室さんをご両親はじめご家族には紹介されていましたが、母方の祖父母にあたる川嶋辰彦ご夫妻には、正式にはご紹介できていない状況だったのです」

 と話し、眞子さまの心境をこう思いやった。

「一度決めて発表したことを延期するのですから、とても勇気のいることだったはずです。けれども、まっすぐ進むだけではなく、時に立ち止まって、周囲の状況や助言を伺ったうえで最善の選択をする。小さい頃からの秋篠宮家の教育と、眞子さまらしい誠実さが出ていると思います」

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