トランプ大統領はツイッターで、「国家に敬意を示さない選手はクビにしろ」と激しく反応。NFL観戦をしないよう呼びかけるなどして非難を繰り返している。CBS放送が9月末に実施した世論調査(全米1335人)では、抗議行動のあり方に52%が反対し、賛成の38%を大きく上回った。他方、大統領のツイッターの内容について賛意を示したのは38%にとどまり、48%が反対を表明。トランプ氏のツイッターが、NFL問題のみならず、米国社会全体の分断を後押ししているとみる傾向は、支持政党を問わず強い。

 キニピアック大学(コネティカット州)が今年8月下旬に実施した世論調査(全米1514人)では、69%がトランプ氏のツイッターの継続に反対し、賛成の28%を大幅に上回った。これには共和党支持者でも52%が反対を表明(賛成は44%)。年齢別、性別、人種別のあらゆる分類でも反対が賛成を上回った。全体の62%が「国の分断をトランプ氏が加速させている」と答え、「そうではない」と答えたのは31%にとどまった。この調査でのトランプ氏の支持率は35%だった。

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