「普通のウォーキングよりも効果的といわれている後ろ歩きを。朝8時ごろと夕方5時ごろ、1回20~30分。屋外だと危ないのと恥ずかしいのとで、10メートル弱の廊下を何往復もして、毎回1キロぐらい」(55歳・女性)

 運動はしばらく遠ざかっていると、かなりハードルが高いもの。続ける一番のポイントは「楽しむこと」のようだ。

「生活が不規則なので、家の中でできることを考えて、Wii Fitを購入。毎日、15分から30分。本気でやると、これでも汗だくになります」(47歳・男性)

 ゲームという手があったか。

「初めはダイエット目的で通い始めたスポーツジムでしたが、友達もできて、ジム通いそのものが目的に」(34歳・女性)

 ジム婚なんかもあるらしい。

 回答に目立ったのは「とにかく食事を我慢するのはつらい」という本音だった。

「穀物なしダイエットを試みたが、おなかが減ってしまって仕事にならなかった」(45歳・男性)

「お昼だけは、好きなだけ食べると決めた。そうしたら『今しかない!』と思って食べ過ぎるように」(50代・女性)

「食事を我慢したら、体力が落ちて生活上困る。40歳過ぎると、肌もカサカサになって貧弱に見えてしまう」(46歳・女性)

 微妙な年代ならではの声だ。

「食事を我慢しているときに限って、家族がケーキを買ってくる」(46歳・女性)

 それは、ご家族が悪いんでしょうか……。

●今までの生活恐ろしい

 もちろん食事制限で成果を上げる人もいる。冒頭の56歳の男性は、一念発起、半年間で20キロの減量に成功。ダイエット開始に際し、まずしたのは、自分の適正体重と、どんな食事をとるべきかを調べることだった。

「それまで小刻みな目標設定は、比較的簡単に達成できる分、満足したとたんにリバウンドしていたので」

 BMI値(体格指数)から適正体重を63.9キロと算出、その体格の成人男性の必要栄養摂取量を毎日の生活で取ろうと心がけた。厳しい制限ばかりでは続かないので、1日の総カロリーから逆算して「あと120キロカロリー余裕がある!」とわかったら「アイスを1個だけ」など、楽しみもつくったという。

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