女性D:私にそれだけの年収があれば問題ない。でも、現実的に難しいかなと思います。

女性E:男性が女性の駐在について海外にいくことがあっても、周りをみていると離婚するケースが多い。男性から仕事を奪うとうまくいかないと思う。

──みなさん程度の差はあれど、結婚したい。どういう時にしたいなと思いますか。

女性E:ひとり暮らしをしていると、やっぱり寂しい。年を重ねるごとに自分が頑固になっているなと感じるので、それを和らげてくれる人がそばにいてくれたらいいのに。

女性F:わたしは実家暮らしだったんですが、それが結婚できない要因だと思ってひとり暮らしを始めました。酒のつまみが欲しいって思って料理をするけど、おいしいとかまずいとか言ってくれる人がいたほうが楽しいじゃないかと、なぜ自分のためだけにこんなに料理しているの?とふと思います。

男性A:わかります。僕は強がっているから基本一人でも大丈夫だと友人には言うんです。でもつらいことがあって、具体的に相談するわけじゃなくても、彼女がそばにいてくれるだけで元気になれるんだろうなって、友達夫婦をみていると思う。

●両親のように仲良く

男性B:ただ、女性陣に対して質問があるのですが、女性が相談してきたことに男性が真面目に答えを出すと、「それ聞いてない」って怒りますよね。あれはどういうことですか。

女性F:女心がわかってない! 悩みをわかってほしくて言っているだけだから、それに対して正論を言われると、怒りの矛先が男性のほうに向いてしまう。女子はただしゃべりたいだけだから発散すればそれで終わり。女子同士だとうんうん言って聞いてないよというのもありますが、すぐおいしいご飯の話なんかに切り替わります。

男性B:そうですか。はい聞き流します……。

──みなさん結婚をしたいと思ってもできない。その原因は何だと思いますか?

女性D:理由はたぶん二つあって、一つは仕事も、自分のスキルアップをするための習い事も、やりたいことがたくさんあって人を巻き込めないと思っていること。二つめは、両親が仲良しなんですが、1、2年お付き合いをして、そういう理想の夫婦に自分もなれるのか見極められないこと。相手とどう折り合いをつけるのかが見えていない。

男性C:僕も同じです。子どもが独立したあと、30年その人と連れ添うことを最初のお付き合いの段階で判断するのは変ですけど、考えだすとエンドレスです。そんなもんは勢いだと言われるんですが、結婚とは何かと悩み過ぎてしまい、どこにも進めていない状況です。

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