習い事に関する悩みは尽きない?(※イメージ)
習い事に関する悩みは尽きない?(※イメージ)

 子どもたち自身が主体的に学ぶ「アクティブラーニング」(AL)が、日本の学校でも取り入れられ始めている。とはいえ、まだまだ学校任せではALは無理、という親たちも。向かう先は習い事だ。分野の選定から費用とのバランスなど、習い事に関する悩みは尽きない。

教育費は投資として、家計の中でお金をかけてもいい項目。でも底なしではありません」

 そう話す会社員の女性(36)は、2人の息子にサッカーなど合計6種の習い事をさせている。

「定番の習い事の中で、基礎力と自分で考えて学ぶ力をつけさせるようにしています」

 小4の長男は、夢中になっているサッカー上達のため、数年前までは基礎練習などを反復する教室に通っていたが、今は自分で考えてプレーするチームでの練習中心に切り替えた。サッカーを続ける条件は勉強だ。中学受験を視野に塾の最難関校受験向けクラスに在籍している。

「野外学習や実験教室なども教育投資と理解していますが、結果がすぐ出ないだけに、通わせ続けるお金と時間の余裕がないのが本音です。今までいろいろやってきましたが、2年後に成果が分かる中学受験に舵を切って、今はサッカーと塾だけです」

 制限がある中では、親のマネジメント能力が重要。性格が違う次男(5)にも、何が合うのかを吟味し、可能な限り幅広い体験をさせている。

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