「育児中に家でできることを探していて、細かい作業が得意で始めたのがきっかけ。スマホで簡単に出品できるし、自分のペースで販売できるから負担にならない」
アクセサリーの売り上げから材料費を引くと、お小遣い程度のもうけにしかならない。でも、作品をほめてくれる人がいたり、購入者と交流できたりするのもハマった理由だ。 運営するFablicの永里元気さんは、こう言う。
「もともとはフリマアプリですが、手作りのアクセサリーを出品する方が急増している。近所にアクセ用のパーツ屋さんが増えて、手軽に作れる環境が整ってきたからだと言う方が多いんです」
自分が作ったものを売る場所があり、それにファンがつく。永里さんは今後、このスキル自体を売ることもできるのではないかと考える。手作り市場はまだまだ発展しそうだ。
※AERA 2015年12月21日号より抜粋