4月に入ると採用活動が解禁になり、就職活動もいよいよ佳境を迎える。第一志望企業の面接を控えている学生も多いはずだ。

 アエラは昨年10月から11月にかけて、採用活動に関して企業にアンケートをした。電機、自動車、化学、食品、金融、商社、メディア、通信、ITなどの主要109社から回答を得た。企業アンケートと、識者や内定者への取材から、直前にできる面接対策を紹介していこう。

 企業アンケートの「がっかりしたエピソード」には、「会社のホームページのトップページも確認していない」など、企業理解があいまいであることへの落胆が多く寄せられた。

 証券会社に内定したAさんは、企業を理解するために、就職活動生向けの企業ホームページを前日に熟読したり、その会社の売り上げやシェアを調べたり、2カ月さかのぼって株価を調べたりしてノートにまとめてから面接に臨んだという。通信大手、旅行会社、ホテル業界、生命保険会社の4社から内定をとったBさんは、その会社についての過去記事を調べ、主要なニュースをおさえた。

『受かる!西山式内定バイブル』などの著書がある一橋大学の西山昭彦特任教授は企業ホームページの見方についてこうアドバイスする。

次のページ