ミスキャンパスといえば、アナウンサーやタレントの登竜門とも呼ばれる。立教、上智、青山学院でグランプリに輝いた女子大生たちは、将来どんな職業を目指しているのか、そして各校の魅力についても教えてもらった。
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■立教大学 現代心理学部3年
西村香也子(Kayako Nishimura)
現代心理学部映像身体学科の学生だが、他の学部の授業も積極的に受講している。面白かったと感じる授業は「広告論です。15秒でいかに相手にインパクトを与えるかということを、電通で働く方などを招いて教えてもらいました。それと客員教授の古舘伊知郎さんによる『現代社会における言葉の持つ意味』ですね。授業選択の幅が大きいのが、立教の魅力だと思います」。
将来の夢はアナウンサー。
「立教の卒業生には、アナウンサーになった方がたくさんいます。勇気を出して連絡をしたら、すごく丁寧なアドバイスをくださった方もいらっしゃいます。ありがたい学校だと思います」
■上智大学 総合人間科学部3年
小滝日菜乃(Hinano Kotaki)
「高校時代の尊敬する先生が上智出身で、魅力を話してくれました。実際にオープンキャンパスに参加し、先輩方が積極的に授業を受けている姿を見てかっこいいと思いました」
入学後は、社会福祉を臨床と政策の両面から学んでいる。
ボランティアサークルに入り、熊本地震や西日本豪雨の被災地に行った。
「私は仙台出身で、東日本大震災のときにたくさんの人に助けていただきました。困っている人のため、復興の力になりたいんです。サークルは引退しましたが、個人的に現地の人との繋がりを大事にして、手伝いなど継続して行っています」
■青山学院大学 文学部3年
田崎さくら(Sakura Tazaki)
「毎日楽しくて、卒業したくないです」と屈託のない笑みを見せる。青山学院の魅力は、立地と授業内容だと言う。
「おしゃれでキラキラした女子大生に憧れていました。ランチは表参道で、たわいのない話をしながらいただきます。英米文学科ですが、難しい文学を学ぶだけではなく、ブロードウェーミュージカルや映画を題材にした授業もあって、楽しく勉強できています」
昨年末から、テレビ番組の進行役・リポーターの仕事も始めた。
「一番やりたい仕事を、今、できているんです。卒業後も、フリーランスの立場でこのお仕事を続けられたらと思っています」
(取材・文/本誌・菊地武顕)
※週刊朝日 2020年3月20日号より抜粋