

丸山茂樹氏は、注目の男子ゴルファーたちに期待を寄せる。
【写真】石川遼選手から選手会長のバトンを受け継いだ時松隆光選手
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メキシコでも松山英樹(28)の好調ぶりは変わりませんでした。「WGCメキシコ選手権」(2月20~23日、メキシコ・メキシコシティーのチャプルテペクGC)で6位。2試合連続、そして今シーズン4度目のトップ10です。
2日目に怒濤(どとう)の9バーディーで4位に浮上。3日目と最終日は短いパットで惜しいのがいくつかあって、優勝争いから少し外れてしまいましたけど、4日間を通じて、きちんとあの位置にいられるってのはすごいと思いますよ。感心するばかりです。
この6、7年のデータを見ても、アイアンショットがトップ10を一度も外してないんですよね。素晴らしいアイアンプレーヤーだなと思いますよ。だから、ほんとにパッティングがもっとかみ合えばいいのになと思いますよね。
ともかくあのアイアンショットは、もう誰にも誇れるものでしょうね。正確性と距離感のよさは5本の指に入ると思います。実力的にね。
石川遼(28)は通算12オーバーで68位でした。初日の開始10ホールで9オーバーですから、あれが効いちゃいましたね。あとは頑張ったと思うんですけどね。久しぶりの感じとちょっと浮足立った雰囲気で、プレッシャーにちょっとだけ負けちゃったのかな。2、3週続けてやってると場慣れもして、意外と思ったゴルフができるかもしれないですけどね。
あのゴルフ場は狭いですし、日本の選手向きな雰囲気もありますけど、初日はみんな、相当グリーンに手こずってた感じですね。3パットの数が尋常じゃなかったんで。そういう意味では初日の最初の9ホールがすべてだった気がします。