![丸山茂樹(まるやま・しげき)/1969年9月12日、千葉県市川市生まれ。日本ツアー通算10賞。2000年から米ツアーに本格参戦し、3勝。02年に伊澤利光プロとのコンビでEMCゴルフワールドカップを制した。リオ五輪に続き東京五輪でもゴルフ日本代表ヘッドコーチを務める。19年9月、シニアデビューした。](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/c/8/840mw/img_c86c2ebbb12a04741e0c7fe2a332006e63731.jpg)
![金谷君、堂々たる最終日だったね!(時事)](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/6/f/840mw/img_6f36cc7c162f0d5199714af7f07d8f03105426.jpg)
丸山茂樹氏は、国内ツアーで優勝したアマチュアの金谷拓実選手の健闘をたたえ、その魅力を語る。
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国内男子ツアーの「三井住友VISA太平洋マスターズ」(11月14~17日、静岡・太平洋C御殿場コース)は、東北福祉大3年の金谷拓実(かなやたくみ=21)が史上4人目(1973年のツアー制施行後)となるアマチュアでのツアー優勝を果たしました!
いやあ、素晴らしいですね。最終18番(525ヤード、パー5)で優勝争いの相手がバーディーチャンスにつけたあと、7メートルのイーグルパットを決めちゃうんですから。劇的でしたよね。何よりすごいのは、3日目にトップに立って、きちんと優勝につなげた強さですよね。崩れずに自分自身のプレーをちゃんとできてるってのは立派ですよね。
世界アマチュアランキングで1位になって、プロの試合に優勝して。申し分ない道を歩んできてますね。あとは、自分自身がどこで見極めるかですね。もうこれでプロでやっていけると思うのか、まだまだ自分には経験しなくちゃいけないことがあると感じているのか。あくまでも金谷君がどう感じるかでしょうね。
石川遼(28)にしても松山英樹(27)にしても、プロでやっていけると感じたから転向したんだと思います。そういう意味では、金谷君はまだ3年生ですから、まだまだアマチュアの世界でやりたいことがあるかもしれないしね。せっかくのチャンスだから、プロとしての道を選ぶのかもしれないですし。どんな道に行くにしても楽しみですね。
身長172センチと大きくはありません。本人はそこを一番気にしてるみたいで、将来的にアメリカでやるには体力的に厳しいから、ヨーロッパツアーでと考えてるようですね。確かにヨーロッパのゴルフ場の方が、彼にとっては対応しやすいと思います。
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