元検事の郷原信郎弁護士は、
「吉田開発など直接、関電から仕事を発注されていた業者から金品を受領していれば、会社法の贈収賄に問える可能性はある。関電はそれが怖いから報告書で吉田開発の受注実績を黒塗りにしたのではないのか」
と隠蔽(いんぺい)体質を批判する。
今回、報告書を作成した調査委員会の委員長は小林敬弁護士。今から10年前の大阪地検特捜部による証拠改ざん事件のときの検事正だ。一方、そのとき逮捕された元特捜部長の弁護人だったのが郷原氏だ。
「関電のデタラメぶりは、小林氏が委員長になっていることでよくわかる。小林氏は、証拠改ざんの報告を受けながら知らんぷりだった。自分の部下の証拠改ざんすら見抜けない人物。関電を調査してもロクな結果にならない」
と批判している。(今西憲之)
※週刊朝日 2019年10月18日号