ピンクの髪のいじらしい高校生役でブレーク、まさにいま人気沸騰中の横浜流星。次に向かうのは、ミステリアスで静謐(せいひつ)な空気を持つ青春ファンタジー小説の映画化作品だ。演じた役について、芝居について、さまざまに考えている“いま”の彼を捉えた。
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テレビドラマ「初めて恋をした日に読む話」で演じた、髪をピンクに染めた不良高校生役が大好評を博した横浜流星。自身のインスタグラムのフォロワー数が一気に100万人超になったという、いまもっとも注目度の高い役者だ。
そんな彼の最新主演映画は、シリーズ累計100万部突破のファンタジー小説が原作の「いなくなれ、群青」。舞台となる“捨てられた人”が住む不思議な島に、曲げられない正義を語る幼なじみが現れたことで、奇妙な平穏の中で暮らしていた主人公・七草が、島や自身の謎に直面するミステリー要素のある青春ドラマだ。
「七草の、自分の感情を抑え込むようなところは僕自身と似てると感じました。僕は挑戦することをためらってしまうネガティブなところがあり、そこが自分の嫌いなところだったのですが、この作品をやって、それが自分らしさだから悪くないと思えるようになりました」
誠実に役に向き合って自身を高めてきたからこそ、22歳のいま、高い人気と評価を獲得できたのだろう。だが、10代のころは周囲と自分を比べてばかりいたという。