そこでこいつがたどりついた結論が、とんでもすぎてひっくり返る。
「日本には不倫という言葉があるのを知った。僕がいなくなっても、帰る場所がある人なら……」。恋におちてもいいはずあるかーい!
え、何かい? 不倫は日本固有の文化なのかい? 正しかった! 石田純一、正しかった! そういう話じゃない。
とにかく、年下イケメンゲットのために嘘をつき続ける女と、もう先がないから恋は不倫で男子という、どうころんでも1ミリも共感できないキャラクターのオンパレード。
さすがにコレだけじゃってことで、鐘子の姉・葉子(仲間由紀恵)が、いわゆる普通の不倫をしている。こっちはこっちで、文句なしの完ペキ夫・賢治(谷原章介)がいながら、なんで頭ピンク(髪色)のガキ・風太(瀬戸利樹)相手なの?と、首かしげっぱなし。
この際不倫にカンづいたハラショー(谷原)が、往年の冬彦さん(佐野史郎)ばりに木馬乗って「ムーッ!」って言うくらい変態み出してくれないと、胸がスッキリしないんですけど。
とにかく鐘子はLINEでいいから、早く真実を伝えてこのドラマ終わらせて。
※週刊朝日 2019年9月6日号