いま歌舞伎界では「子供世代」に注目が集まっている。
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とりわけ歌舞伎界で令和の主役に躍り出そうなのが、女優の寺島しのぶとフランス人アートディレクターのローラン・グナシアさんの長男の寺嶋眞秀(まほろ・6)だ。
眞秀は、2017年5月の歌舞伎座「團菊祭五月大歌舞伎」で初お目見えした。
「ごめんくださいまし~。お客様からのお使い物でございます~」
「魚屋宗五郎」で丁稚を見事に演じた眞秀。会場からは「かわいい!」など黄色い声が上がっていた。
歌舞伎研究家の喜熨斗勝(きのしまさる)さんも眞秀の芝居には将来性を感じたという。
「『魚屋~』の丁稚の演技も非常に板についていた。センスは十分に備えている。父親がフランス出身だけに日本の歴史とは違う血脈を受け継いでいるから、歌舞伎の世界でどう花が咲くか、とても楽しみ。いずれにせよ、歌舞伎界に新風を吹き込むことができる子供世代の一人だと思う。眞秀君の歌舞伎役者としての素質は、母親のしのぶさんの想像以上のようです」