霞が関にまたもや衝撃が走った。
関東信越厚生局麻薬取締部は5月28日、東京都新宿区の自宅で覚醒剤と大麻それぞれ数グラムを所持していたとして、文部科学省のキャリア官僚で初等中等教育局参事官補佐の福沢光祐容疑者(44)を覚醒剤取締法違反(所持)などの容疑で現行犯逮捕した。
福沢容疑者は「覚醒剤は使うために持っていた」などと話しているという。
麻薬取締部は文科省を家宅捜索。福沢容疑者の机から、袋に入った覚醒剤のようなものと注射器を押収した。注射器は自宅からも見つかり、使用済みとみられるものもあったという。
福沢容疑者は2001年に文科省に入省。最近は高校の普通科改革などを担当していた。
4月には経済産業省キャリア官僚の男が覚醒剤入りの荷物を受け取ったとして警視庁に麻薬特例法違反の容疑で現行犯逮捕、5月15日に覚醒剤取締法違反(密輸、使用)容疑で再逮捕されたばかりだった。
霞が関には薬物が蔓延しているのだろうか。
薬物犯罪に詳しい、ジャーナリストの溝口敦さんが説明する。