林:企業の役員会議みたいですね。
TAKAHIRO:まるでそんな感じです。テーブルを囲んで、今後どういう取り組みをしていくかということを、みんなで話し合ってるんです。2~3年先をにらんで。
林:ドームも早く押さえておかなきゃいけないしね。
TAKAHIRO:はい。それに付随して、社会貢献にも取り組んでいきたいので、それをどのようにやっていくかとか、そこに特化して活動しているメンバーもいるので、どのように点と点を結んで線にしていくかということを、丁寧にやらせていただいてます。
林:コンサートの前は、週に何回ぐらい皆さんが集まってレッスンするんですか。
TAKAHIRO:ライブの2カ月前ぐらいからリハーサルが始まるんですけど、ダンスを踊るパフォーマーと僕らヴォーカルとでは手順が違って、僕らはバンドをまとめて音づくりをやるという感じで、おのおのでリハーサルをします。後半にみんなが集まって、広い会場を借り切って本番さながらのリハーサルもやりますね。
林:ダンスが得意な人は、EXILEのパフォーマーになるのが夢なんでしょうね。
TAKAHIRO:ダンススクール(EXPG STUDIO)もやってるので、すごくたくさんの子どもたちがそこを目指して頑張ってくれてます。スクールから輩出してグループで活動しているメンバーがたくさんいるので、頑張れば本当にデビューできるんだという夢を彼らが与えてくれていますね。
林:一度お聞きしてみたかったんですけど、いつも4万人とか5万人に囲まれてライブをやってるわけでしょう。あれだけの人の目が一斉に注がれるわけで、そういう尋常じゃないことが毎日のようにあるわけですよね。それに負けないではね返すぐらいのテンションをずっと保つのって、すごく大変じゃないですか。
TAKAHIRO:こう言ったら過言かもしれないですけど、「スターになりきる!」みたいな部分があります。それに慣れてしまうと、逆に少人数のハコ(ホール)で歌うほうが緊張したり、プロフェッショナルに囲まれてお芝居をする緊張感のほうが、まだ不慣れな部分がありますね。
林:客席からあれだけの人数のパワーがガーンと来ると、ぐっと腰を入れないと立てなくなるという話を聞いたことがありますけど。